スポーツの王道 -2ページ目

裏切り者、詐欺師 クレメンス


 国民的英雄に向けられたことのなかった言葉が紙面に並んだ。
「裏切り者」「詐欺師」「恥知らず」…。13日付の米ニューヨーク・ポスト紙は、ヤンキースで引退を表明しながらアストロズと契約したロジャー・クレメンス投手を、痛烈に批判した。
 同紙は1999年のヤンキース入団からのクレメンスの発言を表にして紹介。「一生ヤンキースの一員でいたい」「ヤンキースの選手として殿堂に入りたい」などの言葉を並べ、コラムニストのマイク・バカロ氏が300勝右腕の変節ぶりをたたいた。
 クレメンスが故郷のヒューストンで現役最後のシーズンを送るといううわさは、シーズン前からあった。ただ本人が重ねて引退を口にするうち、米メディアも故郷でのプレーに触れることはなくなった。レギュラーシーズン最終戦では代理監督まで務め、ポストシーズンに入ってからは全登板試合で“最終戦”として盛大な拍手を浴びた。
 「78日間で引退を撤回しても、何ら違法性はない」と同紙は復帰の事実を責めはしないが、「あれだけ言っておいて…」の思いがあるのは間違いない。
 アストロズはクレメンスにとって4球団目。「前の彼を裏切った美人の彼女が、自分を裏切らないだろうと信じていた男と同じ」と、バカロ氏も批判のむなしさを自覚する。すべては愛するがゆえ、か。(ニューヨーク共同)

大久保嘉人

1月9日に行われたホーム、デポルティボ戦でスペインリーグデビューを飾った大久保は、1ゴール1アシストという結果を残し、地元ファンの目前でその実力を示した。そして、23日には"白い巨人"レアル・マドリーに挑む。デビュー戦で負傷したひざの状態が心配だが、再びスペインに大久保フィーバーを巻き起こしたい。

銀河系軍団と呼ばれるほどのタレントを擁すレアルだが、唯一とも言える弱点は、エルゲラとサムエルのセンターバック陣だ。大久保の速さを持ってすれば、突破できない相手ではない。以前、同じマジョルカに在籍していたエトー(現・バルセロナ)が、自慢のスピードを武器に"レアルキラー"と呼ばれていただけに、その称号を受け継ぎたい。


大久保の実力を誰もが信じていた結果だろう。しかし、稲本が海外組みとなったとき、ハットトリックに成功したが、今にいたるまで順調だったとは言いがたい。これからに注目である。

トルシエ×ジーコ

ついに対立赤裸々に

神も恐れぬトルシエジーコに電話してやる」大ウソ


 W杯最終予選に臨むジーコジャパンの強化合宿が17日、宮崎でスタートした。その初日に、まさかの難敵が“来襲”した。その正体は、前任者のトルシエ氏だ。

 「今、この時からW杯へのスタートである」。合宿初日にジーコ監督は、選手だけではなくスタッフ全員を交えた円陣で宣言。「みんなの意気込みを肌で感じられてうれしい」と笑顔をみせたが、これは心底からのものではない。メンバーに選出されながら、中田浩二(鹿島)の顔だけなかったからだ。

 合流が遅れたのは、トルシエ氏が指揮を執るフランスリーグの強豪マルセイユへの移籍に向けて入団テストを受けたため。協会関係者によれば、「代表の合流には遅れないと聞いていたが、遅れることが決まった後に正式な連絡はない」という。普通なら懲罰ものだが、ジーコ監督はおとがめなし。中田浩がかわいい鹿島の選手で、「海外移籍のチャンスはそうめったにあるものではない」という親心からだ。

 代表合流の予定が変わったのは、トルシエ氏に「オレがジーコに電話をしてやる。だから、マルセイユの公式戦を見ていけ」と説得されたためだ。トルシエ氏からジーコ監督に「直接電話をした」と言われては、中田浩も聞かざるをえない。

 だが、これは真っ赤なウソだった。「トルシエ側から電話を受けたのは私で、ジーコはその電話をとってもいない」と、別の協会関係者が証言した。ジーコ監督は「ウソをつくな。だからアイツは許せない」とブチ切れたという。
(サンケイスポーツ)

これはすごいことになりそう。ある意味、K-1の王者同士のののしりあいみたい。泥試合になりそうな気配がするね。

桜井洋平

ニュージャパンキックボクシング(NJKF)連盟の2004年度各賞が発表され、最優秀選手賞にはNJKFライト級王者の桜井洋平が選出された。技能賞も受賞した桜井は、22日の「INFINITE CHALLENGE ~無限の挑戦~」(後楽園ホール)のトリプルメーンとして行われるラジャ・ランキング戦で、タイのデンチャイ・トー・シィラチャイと対戦する。

小野伸二

日本代表MF小野伸二(25=フェイエノールト)が24日にもボールを使った練習を再開できる見通しになった。小野は「(手術した左足首は)問題なくいい感じ。再来週からボールを蹴る予定」と練習後に話し、前日の反動がなかったことを強調した。
 リハビリ2日目の15日も浦和レッズの大原グラウンドでランニングを行った。小雨が降り、気温2・2度という悪条件下で、サイドラインの約100メートルを20秒ペースで14本。前日より1本あたり5秒速く、本数も4本多かった。動きは軽く「自然にペースが上がった。心肺機能も(エアロバイクなどで)トレーニングしていたから大丈夫」と晴れやかな表情だった。

丸山茂樹

日本のエース・丸山茂樹が単独トップに踊り出た。
 フルフィールドとしては今季開幕戦に当たるソニー・オープン・イン・ハワイ(ワイアラエCC)は現地時間の14日、第2ラウンドの競技を行い、初日5位タイの好スタートを切った丸山が1イーグル、4バーディ、1ボギーの5アンダー65をマーク。通算8アンダーとして2位タイのジャスティン・ローズ(英)、ブレット・クイグリー(米)に1打差をつけ単独首位を奪った。(ISM)